ネコブセンチュウに鉢ごと感染させてしまったイチジク管理ミスと石灰窒素処理の葛藤
2026-01-17
9月下旬、鉢の植え替え作業をまとめてやっていたときのことだ。45Lの大鉢まで並べて、トロ舟とスコップを使い回しながら、次々と土を入れ替えていった。作業の途中で、ある株の根がコブだらけになっているのに気づいた。ネコブセンチュウだった。気温も高く、土は蒸れていて、嫌な匂いがしていた。すでに何鉢も同じ道具で作業してしまった後だった。
感染が広がっていると分かった瞬間、頭を抱えた。やっと収穫でき始めていた3年目の苗も多く、簡単に処分する気になれない。土の量も膨大で、処理をどうするか途方に暮れた。泣きそうになりながら、石灰窒素を混ぜて袋に詰め、消毒することにした。地上部は3つに切り分けて、挿し木のようにやり直す方法に賭けることにした。
なぜこんなことになったかというと、今までネコブ被害が出たことがなかったからだ。まさか自分の鉢で起きるとは思わず、油断していた。道具の消毒もせず、同じスコップを使い続けたのが最大のミスだった。当時は効率を優先してしまった。
今振り返ると、植え替えの前に根の状態をしっかり確認するべきだった。怪しい株があれば、その時点で作業を分ける。土もすぐに消毒して、他の鉢に触れないようにする。それを怠ったせいで、大量感染を招いてしまった。
それでも、挿し木した枝から新葉が出てきたときは、少しだけ救われた気持ちになった。完全に諦めずに済んだだけよかったのかもしれない。でも、あの時の作業を思い出すと、胸が痛い。甘く見ていた自分への戒めだ。
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