園芸の失敗談データベース
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黒松を植え替えと同時に針金掛けしてしまい枯らした体験談

2026-01-17

あのときは、ついでだからやってしまえ、と思った自分が本当に甘かった。今でも鉢の前に立つと、あのときの焦りと後悔がよみがえる。黒松は丈夫だと聞いていたのに、私の手元ではあっけなく力尽きてしまった。もっと慎重になるべきだったんだと思う。

春先、気温がまだ肌寒い頃に黒松の植え替えをした。根を軽くほぐすだけのつもりだったが、固定用の針金をかけた流れで、そのまま枝にも針金を巻いて形を整えた。作業中は達成感があった。けれど数週間後、葉がじわじわと茶色くなり、全体が乾いたような色に変わっていった。

植え替え直後は水を切らさないように注意していたが、今思えばそれも逆効果だったのかもしれない。根がまだ落ち着いていない状態で枝を締め上げたことで、水の通り道を自分で止めてしまったようだった。当時は、そこまで繊細な影響が出るとは想像もしていなかった。

あとから振り返ると、植え替えだけに専念して、樹勢が回復するまで一年は待つべきだったと感じている。焦って形を作ろうとしたのが完全に失敗だった。黒松はゆっくり育てるものだと、身にしみてわかった。

枯れていく様子を毎日見るのが本当に辛かった。朝に葉を触るとカサカサで、命が抜けていく感じがした。あのときの自分は、なんて無茶なことをしたんだろう、と今でも思う。



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