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孫づるに雌花だけ咲いたのに受粉できず…雄花不足で実らなかったかぼちゃの苦い思い出

2026-01-20

6月下旬、関西の畑でミニかぼちゃを育てていた。株は元気に広がり、つるも青々としていた。ところが、いざ雌花が咲いた日、肝心の雄花が一つも咲いていなかった。朝露でしっとりした花の中を覗くと、黄色い雌しべがぽつんと立っていた。仕方なく、まだ蕾の雄花を無理やり開いて花粉を塗り付けた。指先はベタベタになり、花粉の匂いが残った。あの必死な作業が忘れられない。

それでも結局、実はつかなかった。数日後、花はしおれて落ちていた。自分のやり方が悪かったのだと思うと、情けなくなった。せっかくここまで育てたのに…という悔しさが込み上げた。天候もよく、絶好のチャンスだったのに、雄花がなかっただけで終わってしまった。

原因は、摘心のタイミングを間違えたことだったかもしれない。肥料も多すぎたのか、つるボケ気味だった。雄花ばかり咲いていた時期に放置し、雌花が咲く頃にはバランスが崩れていた。あのとき、きちんと整枝していれば違ったのにと思う。

今なら、人工授粉用に雄花を確保しておく。気温や開花時期もメモして、タイミングを逃さないようにするだろう。あの頃は、自然任せにしてしまった。作物は勝手に実ると思い込んでいた。

受粉できなかったあの夏、カボチャ栽培の難しさを痛感した。甘い実を食べる夢だけ見ていた自分が恥ずかしい。また挑戦するか迷っている。でも、もう一度あの花を見たい気持ちもあるんだ。



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