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バターナッツかぼちゃの受粉失敗で実が腐った梅雨の体験談

2026-01-20

6月下旬、関東の家庭菜園でバターナッツかぼちゃを育てていた。ちょうど雌花が咲き始めた頃で、朝の湿った空気と土の匂いが強かった。ところがその週は連日雨で、花の中まで水が入り込んでいた。雄花も咲いていたので、指で花粉をつけてみたが、雨粒でベタベタになっていてうまくいかなかった。数日後、やっと小さな実ができたのに、触ると柔らかく、気づけば途中で茶色くなって落ちていた。せっかく育ったのに全部ダメだった。

正直、かなり落ち込んだ。葉っぱは元気なのに、実だけが次々と腐る。毎朝畑に行くたび、ぬかるんだ地面に靴が沈む感触が嫌だった。人工授粉しているつもりなのに結果が出ない。あのとき、雨の中で必死に花をこすり合わせていた自分が滑稽だった。ちゃんとできていると思い込みたかっただけだ。

後から振り返ると、雨の影響を甘く見ていた。花粉は乾いていないと機能しないのに、濡れたまま作業していた。さらに、咲くタイミングも揃っていなかった気がする。雄花が少ない日もあったし、雌花だけが先に咲いていた。あのときは、目の前の花に焦って、条件を全然考えていなかった。やりがちなミスだった。

次にやるなら、雨の日は無理に受粉させない。朝いちばん、晴れている日に限定して作業するつもりだ。花の状態を触って確かめることも大事だと思った。もしうまくいかなかった実は、未熟なうちにスープやポタージュにして食べるのも一つの選択だった。全部無駄にしなくて済む。

今年は実を残せなかったけど、来年また挑戦したい気持ちはある。あの独特の形の実を、自分の手で大きくしたい。天気に振り回されるのも、まあ畑らしいなと思う。次はうまくやれるといいんだが。



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