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マイヤーレモンを完熟収穫したら酸味が弱くて後悔した秋の体験

2026-01-20

10月の終わり、朝晩の気温が15度を下回る頃だった。

ベランダで2年育てたマイヤーレモンに、ようやく黄色く色づいた実がついた。

表面はつやつやしていて、触ると少し柔らかく、甘い柑橘の香りが漂っていた。

待ちきれずに収穫して切ってみると、果汁は多いのに、見た目からしてレモンらしい鋭さがなかった。

舐めた瞬間、酸味よりも甘さが先にきて、あれ?となった。

爽やかなはずのレモンの刺激がなくて、想像と違った。

せっかくここまで育てたのに、この味なのかと落ち込んだ。

苗を買った春は、あの爽やかな酸味を楽しみにしていたのに、完熟した実はオレンジ寄りのまろやかな風味で、どうにも使い道に困った。

期待しすぎていた自分が悪いのはわかっているけど、がっかり感は大きかった。

料理に絞って使おうとしても、酸味が足りなくて、ただの香りづけみたいになってしまった。

当時は、レモンと名がつけば同じ味だと思い込んでいた。

交配種だとか、収穫タイミングで風味が変わるなんて、深く考えなかった。

黄色くなれば食べ頃だろうと決めつけていた。

実際は、緑のうちに収穫していた方が、もっとレモンらしい味だったのかもしれない。

そう思うと、収穫の判断が早すぎたのか遅すぎたのか、今でも迷う。

振り返ると、苗を買う前に果実の味を確かめておけばよかった。

あのときは名前の響きと見た目だけで選んでしまった。

栽培自体は楽しかったし、木も元気だったけど、肝心の味で戸惑うとは思わなかった。

柑橘って奥が深いんだな、と今さら実感している。

やっぱり、私はキリッと酸っぱい普通のレモンが好きなんだと思った。

せっかく実がなったのに、食べ方に悩むなんて不思議だ。

育てる楽しさと、味の満足は別物だった。

次に選ぶときは、ちゃんと自分の好みを意識しようと思う。

それが今の独り言だ。



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