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八朔の実にブツブツが出た年 病気か食害か分からず不安になった秋

2026-01-21

庭植えの八朔に、見慣れないブツブツが実全体に出た年があった。例年はつるっとした表面なのに、その年はほとんどの実が同じ症状だった。秋口で色づき始めた頃だったが、見た目が悪く、このまま食べられるのか不安になった。近くで見ると表面が硬く、ところどころ変色している。木の周りには特に異変がないように見えた。

かなりショックだった。数もそれなりになっていて、今年は期待していた分、落胆も大きかった。病気なら木全体に影響が出るのではないか、最悪枯れてしまうのではないかと、悪い想像ばかりが膨らんだ。過去に別の八朔が突然枯れた経験もあり、その記憶がよみがえって余計に不安になった。

当時は、カメムシの食害なのか、病気なのか、判断がつかなかった。調べても情報が断片的で、どれも当てはまるようで決め手がない。結局、見た目が悪いという理由だけで、収穫を先延ばしにしてしまった。青さが残っている実を前に、どうするか決めきれず時間だけが過ぎた。

後になって一部を剥いて食べてみると、中身は意外と問題なかった。その事実を知って、なぜもっと早く確認しなかったのかと後悔した。全部がダメだと思い込んでいたが、そうではなかった。外見だけで判断して、楽しみを先送りにしていたのだと思う。

家庭で育てる果実は、完璧でなくて当たり前だと頭では分かっていたはずなのに、いざ自分の木となると割り切れなかった。ブツブツの実を前に悩み続けたあの秋は、今でも忘れられない。



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