園芸の失敗談データベース
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スダチの葉が黄色く落ちて焦った体験|病気だと思い込んだ早合点

2026-01-21

秋口、九月の終わり頃だった。スダチの木の下に、黄色くなった葉がぽつぽつ落ちているのに気づいた。見上げると、枝先の葉も色が抜け始めている。急に寒くなったわけでもないのに、これは何かおかしいと思った。手で葉を触ると、少しパリッとした感触があって、不安が一気に膨らんだ。

正直、頭の中は最悪の想像でいっぱいだった。病気か、害虫か、根腐れか。去年は元気だったのに、なぜ今年に限って。焦って水やりを控えたり、逆に足りないのかと増やしたり、落ち着かない行動を繰り返していた。夜になると、昼間見た黄色い葉が思い出されて、何度も窓から庭を覗いた。

なぜ冷静になれなかったのかと言えば、比較対象を持っていなかったからだ。自分の木だけを見て、異常だと決めつけていた。後日、ホームセンターで売られているスダチの苗を見たら、同じように葉が黄色くなっているものが多く、そこでようやく少し安心した。季節的な変化や環境要因も考えるべきだったのに、そこまで思いが至らなかった。

結果的に、大きな問題はなく、その後新しい葉も出てきた。ただ、あの時の過剰な対応で、木に余計なストレスを与えたかもしれないと思うと、少し後悔が残る。何か起きたとき、まず周りを見る、比べる、その余裕が大事だった。

黄色い葉は、今では落ち着いた記憶になった。でも、あの時の胸のざわつきは忘れない。園芸は、一人で抱え込むと不安が増幅する。そう実感した出来事だった。



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