暖かい秋に早植えしすぎて二次成長を疑ったにんにく栽培の失敗体験
2026-01-24
9月下旬、まだ日中は半袖で過ごせるくらいの気温だった年。種にんにくが店に並んでいたのを見て、つい気が早くなって植え付けてしまった。場所は関西南部。土を触るとまだぬるく、湿り気も十分だった。早く植えれば大きく育つ、そんな単純な期待しかなかった。
数週間後、勢いよく芽が出た。正直うれしかった。でもその喜びは長く続かなかった。暖かい日が続き、葉はひょろひょろと伸び、秋なのに成長しすぎている気がしてきた。後から「二次成長」という言葉を知り、急に不安が膨らんだ。このまま春を迎えたらどうなるんだろう、と。
過去にも一度、春先に異常な伸び方をして、結局すべて廃棄したことがある。その記憶がよみがえって、胸の奥が重くなった。芽が出たときの喜びが、そのまま後悔に変わる感覚だった。周囲に相談しても意見はばらばらで、余計に迷いが増えた。
当時は、昔からの植え付け時期をそのまま信じていた。でも気候は確実に変わっていた。猛暑日が9月に続く状況で、同じ判断をしてしまった自分が浅はかだった。芽が出る=成功、という短絡的な考えに縛られていたと思う。
今なら、芽が出たことよりも、その後の気温推移を見るべきだったと思う。早く植えた安心感より、適期を待つ不安の方が健全だった。あのとき感じた違和感を無視しなければよかった、と今でも少し苦く思い出す。
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