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収穫後のサツマイモが室内保存で柔らかくなるトラブルに悩んだ話|ちゃんと乾かしたのに腐りそうで不安になった失敗談

2026-01-25

収穫したのは10月下旬、関東の郊外で、日中は20度前後、朝晩は一気に冷え込む時期だった。掘り上げたサツマイモは数日間、軒下で新聞紙を敷いて乾かし、触ると表面がサラッとするまで待った。去年と同じやり方だったし、雨も避けられていたから問題ないと思っていた。その後、段ボールに入れて室内の廊下に置いた。暖房は使わない場所で、そこまで暖かくもない。それなのに、1週間ほど経った頃、数本を触ると妙にフニャっとした感触があった。押すと少し沈む感じで、嫌な予感がした。匂いはまだ出ていないが、表面の張りがなく、明らかに収穫直後とは違う。

これはダメかもしれない、そう思った。ちゃんと乾かしたはずなのに、なぜこんなに柔らかくなるのか分からない。室内保存の方が安心だと思っていたのに、逆に腐りそうで怖くなった。結果的に、完全に腐る前に慌てて焼き芋にして消費したが、気持ちはずっと落ち着かなかった。

触った瞬間のあの感触は、今でも忘れられない。ベタつくわけでもなく、カビが見えるわけでもない中途半端な変化が一番不安だった。失敗したかもしれないと思うと、せっかく育てた芋が無駄になる気がして、胃の奥がキュッとした。毎日段ボールを開けて確認するのが怖くて、でも見ないわけにもいかず、気持ちが揺れ続けた。

今振り返ると、乾燥したつもりでも内部の水分が抜け切っていなかった可能性がある。外側の感触だけで判断してしまい、芋の太さや個体差を考えていなかった。当時は「去年と同じだから大丈夫」という思い込みが強く、変化に気づいても理由を深く考えなかった。

もしやり直せるなら、保存前にもっと時間をかけて様子を見ると思う。数日ではなく、もう一段階乾かす、置き場所を変える、箱に入れっぱなしにしない。そんな小さな違いを見直すべきだった。焦らず、触ったときの違和感を無視しないこと、それが一番大事だったんだと思う。



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