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日当たりを甘く見て柿が実るまで20年かかった話|庭木選びで後悔した長期失敗談

2026-01-27

実家の庭に柿の木が植えられていた。植えたのは自分ではなく、かなり昔の話だが、場所は家の北側で日当たりは決して良くなかった。春も夏もそれなりに葉は茂るので、問題ないと思われていたらしい。子供の頃から柿は一向に実らず、それでも「柿は時間がかかるものだ」という言葉で片づけられていた。

大人になってからも状況は変わらなかった。秋になっても色づく気配がなく、落ち葉だけが増える。毎年その様子を見るたびに、また今年もか、と心の中でつぶやいていた。

ようやく実が付いたのは植えてから20年ほど経った頃だった。最初は数個だけで、驚きよりも呆然とした気持ちの方が強かった。嬉しいというより、「そんなにかかるものだったのか」という疲労感が残った。

後から調べて、日当たりの重要さを知ったとき、腑に落ちた。当時は庭があるだけで満足していて、光の入り方や周囲の建物の影を深く考えていなかった。木が生きているから大丈夫、という感覚だけで放置していた。

もし戻れるなら、植える前に場所を変えるか、別の果樹を選んでいたと思う。柿が悪いわけじゃない。環境を選ぶという当たり前のことを、長い時間をかけて思い知らされた失敗だった。



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