アルバリンが効きすぎて怖くなった…モモヒメヨコバイ初使用で耐性が頭をよぎった体験
2026-01-27
初めてアルバリンを使った翌朝、正直ゾッとした。「……いない」昨日まで確実にいたはずのモモヒメヨコバイが、きれいさっぱり消えていた。葉裏も、新芽も、あれだけ気配を感じていたのに一匹も見当たらない。効果が出たこと自体は嬉しいはずなのに、胸の奥がざわついた。「これ、効きすぎじゃない?」
散布したのは5月初旬。気温は20℃前後で、風も弱く、条件としては悪くなかった。噴霧器を持つ手には薬剤特有の匂いが残り、散布後もしばらく鼻についていた。翌朝、期待半分・不安半分で木を確認したら、静まり返った葉。虫が消えた安心感より、「この先どうなる?」という怖さが勝った。
「耐性ついたらどうする?」「来年、効かなくなったら?」そんな考えが止まらなかった。効いた実感が強すぎて、逆に不安が膨らんだ。嬉しいはずなのに、どこか後悔している自分がいた。「もっと軽い薬で様子見ればよかったのかも…」と、何度も思った。
当時は“今いる虫を消す”ことしか見えていなかった。ネオニコ系がどういう位置づけなのか、ローテーションの意味も頭では分かっていたつもりだったけど、実際には目の前の被害に引っ張られていた。効く=正解、という単純な図式に当てはめていたんだと思う。
今振り返ると、怖さを感じた感覚自体は間違ってなかった気がする。効き目に驚いたあの朝の感触は、今でも忘れない。便利さと不安が同時に来るあの感じが、果樹の薬剤選びの難しさなんだと思う。
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