園芸の失敗談データベース
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秋に張った芝生が全然根付かない…10月後半に高麗芝を植えてしまったときの後悔

2026-01-27

引っ越してすぐ、庭が殺風景なのがどうしても気になって、10月も半ばを過ぎた頃にホームセンターで芝生を買ってきた。高麗芝が束になって並んでいて、まだ緑もあるし大丈夫だろうと思った。地域は関東内陸で、朝晩はひんやり、昼間は20度前後。土はもともと造成地で少し固めだった。植え付けた日は曇りで、手で押すと土が少し冷たく湿っている感じがした。水はしっかりやったし、目土も入れた。それなのに数日経っても芝はピンと立たず、踏むとふわっと動く。根がまったく地面に食いついていない感触が足の裏から伝わってきた。

これ、遅すぎたんだな、と独り言みたいに思った。やってしまった感がじわじわ来る。芝生は生き物なのに、カレンダーだけ見て動いてなかった。今さらどうにもならないのに、毎朝庭を見てはため息が出る。もう少し早ければ、春までに違ったのかもしれない。そう思うと余計にモヤモヤした。

一番つらかったのは、明らかに芝が弱っていく様子を毎日見ることだった。葉先が少しずつ色あせて、触ると張りがない。昼間の日差しはまだあるのに、地温が上がらない感じがした。夜になると冷たい空気が降りてきて、芝の上を歩くとしっとり冷えている。水をやりすぎたら腐るかも、でもやらないと余計ダメかも、と判断が揺れ続けた。

当時は、芝生は植えれば根付くものだとどこかで思い込んでいた。高麗芝は強い、という言葉だけを信じて、時期のことを深く考えていなかった。周りでは『この季節からでは…』なんて声も聞こえていたのに、都合よく無視していた気がする。日中の気温だけ見て、地温や夜の冷え込みを想像できなかった。

今振り返ると、焦って庭を完成させようとしたのが一番のミスだった。芝生は待てる作業だったはずだ。見直すなら、張る時期を守ること、根付くまで触らないこと、そして不安だからといって余計なことをしないこと。あのときは毎日踏んで確認してしまったけど、それも芝には負担だったんだろうな、と今なら思う。



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