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3月上旬に植えたジャガイモを早掘りしたら極小サイズしか出なかった失敗体験|葉が枯れた=収穫OKだと思い込んだ話

2026-01-29

3月上旬、まだ朝晩がひんやりする時期に種芋を植えた。地域は関東の住宅地で、日当たりは悪くない畑。4月後半には芽が出て、5月に入る頃には葉もそれなりに茂ってきていた。6月に入り、梅雨前の蒸しっとした空気の中で、1株だけ葉が完全に枯れているのに気づいた。もう1株も黄緑から黄色に変わり、触ると葉がカサついていて、これはもう終わりかなと思った。そのままスコップを入れて掘り上げた。

掘り出した瞬間、正直声が出なかった。出てきたのは親指サイズどころか、ポークピッツみたいな小さな芋ばかり。2株掘っても手のひらに収まる量しかなく、土の匂いと一緒に、なんとも言えないがっかり感が広がった。まだ土は少し湿っていて、掘るには悪くない感触だっただけに、余計に虚しかった。

ああ、やっちゃったな、と思った。葉が枯れた=中も育ちきっている、と完全に思い込んでいた。暑くなる前に早く掘らないと、という焦りもあったし、早めに掘った方が失敗しない気がしていた。結果として、掘り時を自分で早めてしまっただけだった。掘った後もしばらく、もう2週間くらい待てば違ったのか、いやもう限界だったのか、頭の中でぐるぐる考えていた。

当時は、葉の色や枯れ方だけを見て判断してしまっていた。茎の太さや、周りの株の状態、植え付けからの日数など、見るべきものは他にもあったはずなのに、目に入らなかった。小さくても「収穫できた」という事実に引っ張られて、納得しようとしていた気もする。

あとから振り返ると、完全に枯れた株と、まだ色が残っている株を同じタイミングで掘ったのも雑だったと思う。葉が黄色くなった理由が成熟なのか、単なる弱りなのか、その違いを考えなかった。掘る前に一度、土を少しだけかき分けてサイズを確認するだけでも、判断は変わったかもしれない。焦って掘った、という感覚だけが強く残る失敗だった。



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