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梅雨前に掘ったら大失敗だった…ジャガイモ収穫が早すぎて皮が剥がれまくった体験

2026-01-29

正直に言うと、「もう掘ってもいいだろう」と自分に言い聞かせた時点で嫌な予感はしていた。葉は完全には枯れていなかったけど、下の方が黄色くなってきて、天気予報では週末から雨続き。畑に立った瞬間、湿った土の匂いがして、長靴が少し沈む感触があった。それでも「これ以上待つと梅雨に入るし」と思ってスコップを入れた。掘り上げた芋は確かに大きさは悪くない。でも、指で触った瞬間に皮がズルっと剥けた。「あ、やってしまった…」と声が漏れた。

植え付けは4月中旬、場所は関東の市民農園。梅雨前に終わらせたい気持ちが先行して、完全に枯れるのを待てなかった。前日まで雨が続き、土は内部まで水を含んでいた。掘り上げた芋の表面はしっとりして、ところどころ赤土がべったり貼りつく。風もなく蒸し暑くて、汗が首を伝う中で作業を続けた。途中で「まだ早いんじゃないか」と何度も思ったけど、もう掘り始めてしまったから止まれなかった。

一番つらかったのは、掘るたびに皮が剥けていく芋を見た瞬間だった。「保存できないじゃん…」と頭が真っ白になった。せっかくここまで育てたのに、達成感より後悔のほうが大きかった。手に持った芋は重いのに、気持ちは軽くならない。土の湿り気と一緒に、失敗した実感がじわじわ染みてきた。

今思えば、なぜあんなに急いだのか不思議だ。天気予報に振り回されて、「雨=掘れなくなる」という不安だけで判断してしまった。当時は葉の色のばらつきや、品種ごとの違いを考える余裕がなかった。黄色くなった=収穫OKだと単純に考えていたのも大きい。

あとから振り返ると、土の状態をもっと重視すべきだったと思う。完全に枯れていても、土が乾いていなければ待つ選択肢もあったはずだ。あのときは「今しかない」と思い込んでいたけど、実際は自分が焦っていただけだった。次に同じ状況になったら、掘りたい衝動を一晩寝かせる。それだけでも結果は違ったかもしれない。



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