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チューリップ球根を掘れなかった理由|不作の年に判断できなかった初心者の迷い

2026-01-29

その年は春の進み方が変だった。暖かい日と寒い日が交互に来て、朝露が多かった。チューリップの芽は出たけれど、花芽が見えないまま時間だけが過ぎた。土を触ると冷たく、指先に湿り気が残った。

「掘った方がいいのかな」と思いながら、結局何もしなかった。不作という言葉を見て、今年はそういう年だと決めつけてしまった。

正直、失敗を確定させるのが怖かった。掘って腐っていたらどうしよう、そんな気持ちが強かった。庭に立つたび、鼻に土の匂いが残り、心も重かった。

なぜ判断できなかったのかと考えると、知識より感情が勝っていた。当時はそれに気づけなかった。

後から思えば、状態確認は失敗ではなかった。掘らない選択が結果的に何も残さなかった。それが一番の反省点だった。



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