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ガジュマルの根腐れ後に水挿しと植え替えを繰り返して弱らせた失敗談|発根前に土へ戻した判断ミス

2026-02-06

正直に言うと、「また触ってしまった」と後から何度も思った。根腐れしたガジュマルの幹を切り、水挿しにして様子を見ていたのに、白い根のようなものが少し見えた瞬間に安心してしまい、我慢できずに土へ植え替えてしまった。結果として、結局また不安になって掘り返し、水に戻すという落ち着かない対応を繰り返した。今振り返ると、あの時は植物より自分の気持ちを落ち着かせたかっただけだった気がする。

失敗が起きたのは冬に差し掛かる頃で、ベランダは冷たい風が吹き、日中でも空気がひんやりしていた。室内管理に切り替えた直後で、根がほとんど無い状態のままプロトリーフ系の用土に植え付けた。水は控えめにしたつもりだったが、乾いた土の色を見るたびに不安になり、少量ずつ与えてしまった。発根前なのに植え替えたことで、水を吸えず幹がしわっとしていく感触が指先にも伝わってきた。

そのときの気持ちは焦りと後悔の連続だった。「このまま枯れたらどうしよう」「また余計なことをしたかもしれない」と何度も頭の中で独り言を繰り返していた。根が出たという小さな希望にすがりつき、結果を急いでしまったのが本音だ。夜にライトの下でガジュマルを見ながら、「放っておけばよかった…」とため息をついた。

実際には、再び水挿しに戻して毎日水を替えることにした。南向きベランダの窓際で、レースカーテン越しの弱い光だけ当て、直射日光は避けた。数日後、白く細い根が増えてきたのを見たときは、思わず「生きてる…」と声が出た。結果的に水挿しのままの方が安定していた。

なぜこの失敗が起きたのかというと、発根=安全という思い込みが強かったからだ。当時は、根の量や太さ、季節の影響まで考える余裕がなかった。ネットや人の意見が真逆で、「植えろ」「まだ早い」と揺れ続け、自分の判断軸を持てなかったのも原因だった。

今なら、根が十分に増えるまで一切触らず、水挿しで我慢する選択をすると思う。結果を急がず、触らない勇気を持つこと。それが一番の対処だったと、少し苦い気持ちで振り返っている。



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