キノコバエが鉢植えに大量発生して焦った話|腐葉土が原因だと気づくまでの失敗談
2026-02-06
「また飛んでる…」だ。朝、窓際の観葉植物に水をやった瞬間、小さな黒い虫がふわっと舞い上がった。正直かなり嫌だった。見ないふりをしていたが、日を追うごとに数が増えていき、室内なのに土の表面が常にざわついている感じがして落ち着かなかった。
発端は梅雨入り直前の6月上旬、関東南部。湿度が高く、部屋の空気も少しカビ臭かった。鉢は市販の培養土に腐葉土多め、さらに春に油粕を少し混ぜていた。水やり後、鉢の縁を歩き回る黒い小バエのような虫が目立ち始めたが、最初は「そのうち消えるだろう」と思っていたのが完全に判断ミスだった。
気持ちはずっと落ち着かなかった。「室内でこんなに虫が出るなんて」「これ、植物にも悪いんじゃ…」と不安が頭から離れない。洗濯物を干すのもためらい、夜に照明をつけると余計に飛ぶ気がしてイライラした。殺虫スプレーをかけたい衝動に何度も駆られた。
結局、我慢できずに対処した。鉢をベランダに出し、表土をすべて落として新しい土に交換。腐葉土は使わず、ピートモス主体の土に変更した。古い土を触ったときの、湿って少し酸っぱい匂いはいまでも覚えている。交換後、数日はまだ飛んでいたが、一週間ほどで目に見えて減った。
今思えば、あれはキノコバエだった。害虫ではないと後から知ったが、当時はそんな余裕はなかった。湿った有機質の土、室内管理、梅雨の湿気。この条件が重なれば起きやすい失敗だったのに、その場では気づけなかった。
振り返ると、最初に数匹見た段階で土を見直すべきだったと思う。「益虫だから大丈夫」と割り切れるほど、室内では心が強くなれなかった。室内栽培では、土の中身と湿度管理をもっと慎重に考えるべきだった。あのざわつく感じは、もう味わいたくない。
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