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長ネギのマルチ落とし込み栽培で梅雨に全滅した話|水はけを甘く見て腐らせた失敗体験

2026-02-09

正直に言うと、最初は「動画で見たし簡単そうだな」と軽い気持ちだった。長ネギのマルチ落とし込み栽培。畝を高くしなくてもいいし、穴に落とすだけで白い部分が伸びるなら楽じゃないか、そう思った。結果から言えば、完全に甘かった。

植えたのは6月初旬、梅雨入り直前。黒マルチに穴を開け、苗を差し込んだ。作業中は湿った土の匂いがして、「まあ水は足りるだろう」と深く考えなかった。数日は元気そうに見えたし、雨が続いて「勢いよく成長してるかも」とすら思った。

ところが梅雨の長雨が本格化した週、マルチをめくった瞬間に嫌な予感がした。「あ、これダメなやつだ…」。穴の中は常に水が溜まり、ネギはドロドロに溶けていた。触るとスカスカで、指に腐敗臭が残る。全部だ。一本残らずだ。

呆然としながら「近所の農家はマルチで育ててるのに」と悔しくなった。自分の畑は粘土質で、水はけが悪い。それを分かっていながら、同じやり方を真似したのが間違いだった。環境を見ずに方法だけをなぞった結果だ。

あとから振り返ると、梅雨前にこの方法を選んだ判断自体が軽率だった。穴の深さ、水が逃げる余地、そもそもマルチが合う土なのか。全部「大丈夫だろ」で済ませていた。当時は気づけなかったが、失敗する条件は揃っていたと思う。ネギが溶けた畑を見て、しばらく何も植える気が起きなかったのは本音だ。



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