秋キャベツのつもりが春キャベツになった体験|やひこ甘藍で起きた予想外の展開
2026-02-10
「これはトウ立ちするだけだろう」と思っていた。去年10月に植えたやひこ甘藍。秋キャベツのつもりだったが、冬を越えても一向に大きくならなかった。雪も降り、寒冷紗も外して放置状態だった。
最初は白菜の跡地利用だった。白菜がヨトウムシにやられ、その穴埋めとして植えた苗だった。雪解け後も変化はなく、BT剤を撒いてトウ立ち菜に期待する方向に気持ちを切り替えた。
それでも待てど暮らせど花芽が上がらない。ある日、葉の間を覗くと、中心が少し締まっている気がした。「まさか」と思ったが、数週間後、小ぶりながら明らかにキャベツの形になっていた。
嬉しさよりも戸惑いが勝った。「今さら巻くのか」と。予定していた作付け計画は完全に狂った。春野菜のスペースを空けていたのに、そこにキャベツが居座る形になった。
この失敗は、品種特性と気温の影響を甘く見ていたことにある。暖冬と寒さの戻りが複雑に絡み、植物のスイッチが切り替わったのだと思う。
後から考えると、途中で抜く選択肢もあった。でも「もったいない」が判断を鈍らせた。野菜は計画通りにいかない。その前提で動く柔軟さが、当時の自分には足りなかった。
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