キャベツがソフトボール大で止まった|見た目だけ巻いて中身スカスカだった春先の勘違い
2026-02-10
見た目はキャベツだった。葉もそれなりに重なって、いよいよだと思っていた。でも、手に取った瞬間に違和感があった。
春先、気温が上がり始めた頃。畑のキャベツは直径10cmちょっと、ソフトボールくらいの大きさで成長が止まった。外葉は青々しているのに、押すと柔らかくて軽い。「まだかな?」と思って待ったが、変化はなかった。雨が続いた後も、急に暖かくなった日が来ても、詰まらない。
正直、かなり焦った。近所ではキャベツが高値で、ニュースでは1000円超えなんて話も出ていた。「今年は自給できると思ったのに…」という悔しさが強かった。包丁を入れる勇気も出ず、畑で何度も触ってはため息をついた。
結局、我慢できずに収穫した。切った瞬間、「あ、これはダメだ」と分かった。中身は50%くらいの詰まり具合で、空洞が多い。味は悪くないが、キャベツとしては物足りない。自分の中で何かが折れた音がした。
原因を後から考えると、植え付け時期と寒暖差が大きかったと思う。急に暖かくなった後の雨で、生育のリズムが崩れた気がする。当時は「巻き始め=成功目前」と思い込んでいたのが大きな勘違いだった。
今なら、詰まり具合をもっと早く確認して、見切りをつける選択もできたと思う。あの時は、期待と現実の間で判断が遅れた。畑で一人、「まだいけるはずだ」と呟いていたのを覚えている。
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