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長雨対策のつもりが逆効果だった…プランター栽培キャベツが雨避け中に割れた失敗体験

2026-02-10

「もう少しで収穫できそうだし、割れないようにしてあげよう」。そう思ってプランターのキャベツに簡易的な雨避けをしたのが、結果的に裏目だった。結局、最後はパックリ割れてしまい、包丁を入れる前から中身が見えている状態になった。守ったつもりが追い込んでいたんだな、と後からひとりで苦笑いした。

6月中旬、梅雨入り直後。ベランダのプランターで育てていたキャベツは、結球もかなり進んでいて、葉を触るとギュッと詰まった硬さが伝わってきた。連日の雨予報を見て、直雨が当たらないように透明の簡易屋根を設置した。風は通るし、濡れなければ安心だろう、そんな軽い判断だった。ところが雨は避けられても、湿気だけは逃げ場がなく、プランターの中は蒸れた空気がこもっていた。

割れに気づいたのは、雨が数日続いた朝だった。外葉の隙間から白っぽい断面が見えて、「え?」と声が出た。触ると、内部の葉が一気に膨らんだような感触で、慌てて収穫した。安心したくてやったことが原因だったと思うと、正直かなり落ち込んだ。「何もせず自然に任せていればよかったのに」と何度も思った。

結局、割れた部分を大きく切り落として食べた。味自体は悪くなく、むしろ甘みはあったけれど、保存はほとんどできなかった。冷蔵庫に入れても傷みが早く、急いで使い切るしかなかった。

今振り返ると、長雨=水分過多だけを警戒して、湿度や内部の水分バランスまでは考えていなかった。結球が進んだキャベツは、外から水を吸わなくても、環境の変化だけで内部が膨張することがある。そのタイミングで急に環境を変えたのが、一番の失敗だったと思う。

次に同じ状況になったら、雨避けよりも収穫時期を前倒しする判断をするはずだ。守る工夫より、切る勇気が必要な場面もある。あの割れた断面を思い出すと、今でもちょっと胸がざわつく。



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