レタスが巻かない焦りで肥料をやり過ぎた結果、味が落ちたと後悔した初心者の体験(玉レタス・秋まき)
2026-02-10
結球レタスは放っておけば勝手に巻くものだと、どこかで信じていた。でも実際は、ただ待つ時間がひたすら長く、不安だけが積み重なっていった。最終的に収穫はできたものの、「これで成功と言っていいのか?」と首をかしげる結果だった。
時期は9月中旬。まだ真夏のような暑さが残る中で玉レタスをまいた。昼間は汗が滲むほどで、畑に立つと土も乾きやすかった。発芽は順調だったが、10月に入っても中心が締まらない。周囲の葉ばかりが大きくなり、肝心の結球が始まらない。そのたびに肥料袋を手に取ってしまった。
「肥料が足りないからだ」と自分に言い聞かせ、化成肥料を追肥した。撒いた直後の独特な匂いに、なぜか安心感を覚えたのも事実だ。でも内心では、「これでダメだったらどうしよう」という焦りが消えなかった。葉の色が濃くなるほど期待して、結球しない現実にまた落ち込む。その繰り返しだった。
結果的に、結球はした。だが味が悪かった。えぐみが強く、生で食べる気にはなれなかった。調べて初めて、窒素を与え過ぎると味が落ちることを知ったとき、「ああ、やっぱり」と力が抜けた。
この失敗が起きた理由は、初心者ゆえの思い込みだったと思う。結球しない=肥料不足、という単純な図式しか頭になかった。気温や品種の適期、土の持っている力を考えず、目先の不安を消す行動を選んでしまった。今振り返ると、何もしない勇気が一番足りなかった。
玉レタスの記事をまとめて見る
タグ