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アネモネの葉色が黄緑でうどんこ病も出始めた…リン酸多め肥料を入れた秋の肥料迷走記

2026-02-15

咲いてくれたのは嬉しかったのに、葉の色がどうにも気になった。真緑ではなく、どこか薄い黄緑色。元気そうに見えないその色が、ずっと心に引っかかっていた。

去年植えたアネモネを植えっぱなしで夏越しさせ、11月に再び咲き始めた。ところが株全体の葉色が薄く、しかも例年は4月頃に出るはずのうどんこ病が、すでに数株に出ていた。夏の猛暑を思い出し、「弱っているのかもしれない」と不安になった。秋の初めにリン酸の多い固形油粕を与えていたが、窒素過多を恐れて追肥は控えていた。

白い粉のようなうどんこ病を見つけたときは、心臓がひやりとした。「この時期でこれ?」と。葉を触ると粉っぽく、指先にざらりと残る。肥料を与えるべきか、控えるべきか、迷いに迷った。リン酸が足りないのか、日照不足か、それとも夏のダメージか。頭の中で理由を探し続けた。

結局、薄めた液肥とリキダスを混ぜて様子を見ることにした。過度な施肥は避けつつ、少しずつ水やり代わりに与えた。数週間後、葉色はやや濃くなり、新葉は比較的きれいに展開した。ただ、うどんこ病は完全には消えず、こまめに葉を取り除く作業が続いた。

振り返ると、夏の疲れを引きずった株に対して、肥料の有無だけで解決しようとしたのが短絡的だったのかもしれない。葉色が薄い=栄養不足と単純に考えたが、日照や温度、根の状態など複数の要因が重なっていたのだと思う。目に見える症状に引っ張られ、原因を一つに絞ろうとしていた。

今は、葉色の微妙な変化も受け止めつつ、急激に何かを変えないようにしている。焦って肥料を足しすぎるのも、怖くて何もしないのも極端だった。あの薄い黄緑の葉を見つめて悩んだ時間は無駄ではない。植物の機嫌を読むのは難しい。でも、その難しさごと引き受けるしかないのだと思っている。



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