寒さが嫌で先延ばしにしたら失敗した|バラの冬剪定と植え替えを迷い続けた年末の話
なんとなく気持ちが落ち着かないまま年末を迎えて、バラの鉢が並ぶベランダを見てはため息をついていた。剪定も植え替えも、やらなきゃと思いながら手が出ない。朝は冷たい空気で指先がかじかむし、昼は少し暖かくなるけど時間が取れない。結局、今日もやらなかったな、と思いながら夜に鉢を眺めている自分がいた。やらなかった後悔と、今さら始めるのも億劫だという気持ちがぐるぐる回って、落ち着かない。
失敗がはっきり見えたのは、年明けにようやく作業しようとしたときだった。土は冷え切って重く、根鉢を崩すのも一苦労。植え替えを10月末か11月に終わらせるつもりだったのに、寒いのが嫌で先延ばしにしていた結果、体力的にも精神的にもきついタイミングになってしまった。作業中、吐く息が白くて、指の感覚も鈍く、土の匂いもどこか湿っぽく感じた。
なぜこんなことになったのか振り返ると、寒さへの抵抗感が大きすぎたのだと思う。クソ寒い時に外作業なんて無理だ、という気持ちばかりが先に立って、少し暖かい日のチャンスを逃し続けた。今日やらなくても明日でいい、明日でいいが積み重なって、結局一番条件の悪い時期に追い込まれた。
後から考えると、完璧なタイミングを狙わなくてもよかった。暖かいと思える日に少しずつでも進めていれば、ここまで苦しくなかったはずだ。全部まとめてやろうとせず、土作りだけ先にするとか、鉢を動かすだけの日を作るとか、やり方はいくらでもあった。
年末に大掃除を後回しにして結局31日の夜に慌てた年があって、そのときの気分とよく似ている。やらなきゃと思っているのに体が動かない感じ。バラも同じで、生き物相手なのに自分の都合ばかり優先してしまったな、と苦笑いした。
作業中は、なんで11月にやらなかったんだろう、と何度も独り言が出た。冷たい土を触るたびに後悔が増えて、剪定鋏を握る手もどこか重かった。今年はちゃんと余裕を持って動こう、そう思いながらも、また同じことを繰り返しそうで少し不安になった。
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