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夏に実が全部落ちたジューンベリー|受粉しない理由を後から知った話

2026-01-16

ジューンベリーを育て始めたのは、ブルーベリーが順調だったからだ。春には花が咲き、最初の年はそれなりに実もついた。ところが、ある年を境に、まったく結実しなくなった。花は咲くのに、実が大きくなる前にすべて落ちてしまう。場所は関東の住宅地で、東側から午前中だけ日が当たる環境だった。

最初は剪定の失敗かと思った。次は肥料の問題かと考えた。でも、何を変えても状況は改善しない。夏が近づくにつれ、花が落ち、枝だけが残る姿を見るのがつらかった。ブルーベリーは同じ環境でも問題なく実をつけているのに、なぜジューンベリーだけがだめなのか。その差が理解できず、ただもどかしさだけが募った。

当時は、半日陰なら夏でも大丈夫だろうと考えていた。遮光すれば何とかなるのでは、とも思った。でも、後から知ったのは、問題は日照よりも気温だった。夏場の高温では受粉そのものがうまくいかないことがある、という話を聞いたとき、すべてがつながった気がした。

その時には、もうどうにもならなかった。場所を変えるにも限界があり、鉢植えにする勇気もなかった。地植えだから安心、という考えが、ここでも足かせになっていたのだと思う。

今なら、最初から無理な環境だったのかもしれない、と少し冷静に考えられる。でも当時は、うまくいかない理由が分からず、自分の育て方だけを責めていた。植物にも向き不向きがある。その当たり前のことを、実が落ちていく様子を見ながら、何度も噛みしめていた。



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