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フリージアの球根が根腐れで溶けた体験談|ポリ鉢栽培の落とし穴

2026-01-17

4月、ポリ鉢に植えていたフリージアが開花直前まで育っていた。春の暖かい日差しの中で、蕾もぷっくり膨らんでいて、香りを楽しみにしていた。ところが雨が続いた週の後、鉢の表面がずっと湿ったままだった。ある朝、葉がしおれているのに気づき、慌てて掘り返してみた。すると球根の表面がぐにゃりと柔らかくなり、触ると水っぽい匂いがした。土の中で完全に溶けていた。

その瞬間、本当にショックだった。せっかくここまで育てたのに、花を見る前に失うなんて悔しすぎる。爽やかな香りを想像していたのに、鼻に残ったのは腐ったような湿った土の匂いだけだった。水やりは控えめにしていたつもりだったのに、何が悪かったのか分からず、不安ばかりが残った。

後から思えば、ポリ鉢は通気性が悪く、雨水が抜けにくかった。さらに受け皿に水をためたままにしていたことで、根元がずっと蒸れていたのだと思う。乾燥を好むフリージアにとっては、過湿は致命的だった。当時は見た目が元気だったから、危険信号に全く気づけなかった。

今なら、鉢底石を多めに入れて水はけを優先する。受け皿の水は必ず捨てるし、雨の日は屋根のある場所へ移動させる。葉がしおれた時点で、すぐに土の状態を確認すべきだった。球根植物は見えないところで急に傷むから、油断できない。

あのときの失敗があってから、球根栽培は慎重になった。香りの花ほど、水加減は難しい。今でもフリージアを見ると、あの溶けた感触と匂いを思い出してしまう。



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