黒松の芽切りを春にやり過ぎて樹勢が落ちた失敗
2026-01-18
昨年の4月中旬、関東の自宅のベランダで育てている実生3年目の黒松に、思いきって芽切りを入れた。新芽が勢いよく伸びてきたのを見て、「今やれば葉が締まるはず」と焦ってしまった。植え替えもつい先週終えたばかりで、根をかなり整理していた。土はまだしっとりしていて、朝の気温は15℃ほど。にもかかわらず、私は中心の芽をほとんど落とし、左右の芽だけを残した。切った瞬間はスッと気持ちよかったが、その後の生育が目に見えて鈍くなっていった。
数日後から、葉の色がやや薄くなり、触るとハリがなくなっているのに気づいた。乾きも早く、水やりのタイミングが読めない。あれほど元気だったのに、急に不安になった。7月の芽切り期まで待つべきだったのに、私は「やっても問題ないだろう」と自分に言い聞かせてしまった。木を見上げながら、「これ、やり過ぎだったかも」と後悔ばかりが頭を巡った。
黒松は強いと聞いていたから、多少切っても大丈夫だと思い込んでいた。しかも、幹を太らせたい段階なのに、葉を短く作る作業を先にしてしまった。根を触った直後ということもあり、木はかなり体力を使っていたはずだった。勢いのあるうちに手を入れたくなるけれど、当時はその怖さに気づけなかった。
今振り返ると、まずは何年か伸ばしっぱなしで太らせるべきだった。芽切りは目的がはっきりしてからでよかった。植え替えの年は、特に無理をさせない方がいいと痛感した。あの時、中心の芽を残しておけば、まだ余裕があったと思う。
あの黒松は今も生きているが、幹の太りは遅くなった。急いで形を作ろうとしたのが間違いだったんだろう。もう少し、木のペースに合わせてやるべきだった。
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