園芸の失敗談データベース
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かぼちゃの摘芯を忘れて子蔓が暴走した失敗体験

2026-01-19

5月中旬、関東の小さな家庭菜園で特濃こふきを植えた。気温は25度前後で、苗は元気に葉を広げていた。ところが私は仕事が忙しく、摘芯のタイミングを完全に逃してしまった。気づいたときには葉が10枚以上に増え、親蔓はどんどん先へ伸び、支柱の上まで覆い尽くしていた。地面は湿っていて、朝露に濡れた葉がぬるっと手に張り付く感触があった。花も咲いていたが、どれが親でどれが子蔓なのか、もう見分けがつかない状態だった。

その光景を見た瞬間、頭が真っ白になった。せっかく植えたのに、手入れをサボったせいで、完全に手に負えなくなっていた。雌花も咲いているのに、受粉作業をする足場すらない。風が吹くと葉がバサバサと音を立てて揺れ、そのたびに焦りが増した。どうして最初の数日を大事にできなかったのか、と後悔ばかりが押し寄せた。

今思えば、かぼちゃは勢いがつくと一気に制御不能になる作物だった。毎日見ているつもりでも、数日放置するだけで様子が変わる。しかも私は「まだ大丈夫だろう」と甘く考えていた。結果として、整枝も摘果もできず、完全に放任栽培のような状態になってしまったのだ。

後から振り返ると、最初の段階で親蔓を止め、子蔓を選別しておくべきだったと強く感じる。迷ったら切る、という勇気がなかったのが原因だと思う。あのとき一度手を入れていれば、今頃はもっと落ち着いて管理できていたはずだ。

まあ…それでも数個は穫れるのがかぼちゃの不思議なところだ。でも、あのときの焦りと後悔は忘れられない。次に植えるときは、絶対に放置しない。それだけだ。



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