黒くなったレモンの実を放置して後悔 サビダニか病気か判断できなかった冬前の話
2026-01-21
秋が深まる頃、鉢植えのレモンの実に黒ずんだ斑点が目立ち始めた。最初は一部だけだったのが、気づくと複数の実に広がっていた。触ると表面がざらつき、見た目も悪い。サビダニなのか、単なる日焼けなのか、それとも病気なのか、はっきり分からないまま時間だけが過ぎた。気温は日中10度前後、夜は一桁になる日もあり、寒風が吹くと葉が落ちることもあった。
正直、どうしていいか分からず放置してしまった。せっかくここまで育った実を自分の判断で落とすのが怖かったし、間違っていたら後悔しそうだった。ネットで調べても症状が似たものばかりで、これだ、という確信が持てない。収穫が近づくにつれ、鳥に突かれる不安も増え、実を見るたび気持ちが重くなった。
今思えば、判断を先送りにしたこと自体が一番の失敗だった。黒くなった原因が何であれ、木にとって負担になっていた可能性は高い。当時は「もう少し様子を見れば分かるかも」と思っていたが、寒くなる季節に状況が劇的に改善するわけもなかった。自分は被害の正体を特定しないと動けないタイプで、それが対応を遅らせた。
後から考えると、完璧な正解を探すより、被害を広げない方向で動くべきだったのだと思う。問題の実を落とす、葉や枝をよく観察する、それだけでも木の負担は減らせたはずだ。黒くなった実を残したまま冬に入ったことで、気持ちの中にもモヤモヤが残った。
家庭で育てるレモンに、売り物のような完璧さを求めすぎていたのかもしれない。少し汚れていても、中身が無事ならそれでいい。その割り切りができず、実も気持ちも宙ぶらりんだった。あの黒い実を見るたび、もっと早く動けばよかった、そう思っている。
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