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防寒のつもりが逆効果 レモンが冷風で落葉したベランダ越冬の失敗

2026-01-21

冬前、レモンの鉢植えをベランダに置いたまま越冬させていた。夜間は零下近くまで下がる日もあったが、日中は比較的暖かく、これなら大丈夫だろうと思っていた。ところが、気温が5度前後でも北風が強く吹いた翌日、葉が一気に落ち始めた。触ると葉は冷たく、枝先は乾いた感触だった。霜よりも風の影響を甘く見ていた。

葉が落ちていく様子を見るのはかなり辛かった。寒さには強いと聞いていたし、室内に入れると日照不足になるのも怖かった。どちらを選んでも不安で、結局中途半端なまま外に置き続けた結果がこれだった。朝ベランダに出て、落ち葉が鉢の周りに散らばっているのを見たとき、胸がぎゅっと縮んだ。

今振り返ると、寒さそのものより、冷たい風にさらされ続けたことが原因だったのだと思う。当時は気温の数字ばかり気にして、風当たりや置き場所まで考えが及んでいなかった。防寒=屋内か屋外か、という二択で考えてしまい、軒下や風除けという中間の選択肢を活かせなかった。

後からなら、簡単な防風対策をする、鉢の向きを変える、そういった工夫もできたはずだ。完全に室内に入れなくても、冷風を避けるだけで状況は違ったかもしれない。葉が落ちたあと、枝だけになった姿を見て、自分の判断の浅さを痛感した。

越冬は毎年やってくるのに、毎年同じように悩んでいる。数字だけで判断せず、植物が実際に受けている環境を感じ取るべきだった。あの時の冷たい風の感触を、今でも覚えている。



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