レモンに不織布を巻いたら葉が黒くなった…関東南部で起きた冬越しの失敗
2026-01-21
関東南部の庭で育てているレモンの木に、昨年の年末から不織布を巻いた。気温が氷点下になる日は年に数回程度だが、念のためだった。3月頃、暖かくなり始めたタイミングで不織布を外した瞬間、違和感を覚えた。葉の表面が黒く汚れ、触ると指に粉のようなものがついた。湿った匂いもして、枝の一部は弱々しく見えた。慌てて布を全部外し、葉を拭いてみると黒い汚れは落ちた。
そのときの焦りは大きかった。寒さから守るつもりが、逆に弱らせたのではないかと不安になった。せっかく冬を越せたと思っていたのに、葉が病気のようになっているのを見ると胸がざわついた。蒸れていたのか、カビなのか、自分の判断が間違っていたのではと後悔ばかり浮かんだ。
後から考えると、不織布そのものより、覆った環境が問題だったのだと思う。中が暖かく湿った状態になり、虫や汚れが溜まりやすかった。当時は「巻けば安心」という単純な発想しかなく、通気や中の様子を確認していなかった。葉が黒くなる原因を想像する余裕もなかった。
見直すべきだったのは、必要以上に覆わないことだった。若木であれば最低限の防寒で十分だったかもしれない。定期的に布を外して状態を確認するだけでも違ったと思う。守るつもりが負担になることもある、という当たり前のことに気づけなかった。
冬越しは慎重になりすぎると逆効果になる。あの黒い葉を見た朝の気持ちは、今でも忘れられない。
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