さつまいもを早掘りして失敗したと思い込んだ10月上旬の話|実は待つだけだった
2026-01-25
10月上旬、さつまいもを試し掘りしたとき、あまりにも小さくて落ち込んだ。葉は元気そうなのに、掘り出した芋は細くて頼りない。「今年は失敗だな」と、その場で決めつけてしまった。気温はまだ高く、昼間は汗ばむくらいだったけど、頭の中ではもう収穫時期は終盤だと思い込んでいた。
その後も何となく畑を見るのが億劫になって、しばらく放置した。11月に入ってから、もう一度掘ってみたら、芋は見違えるほど太っていた。土の中からずっしりした感触が伝わってきて、思わず声が出た。10月の判断は完全に早すぎただけだった。
最初に小さい芋を見たときの落胆は、今思い出しても胸がざわつく。失敗したと決めつけてしまった自分が恥ずかしかった。焦って掘り続けていたら、この太りきった芋は見られなかったと思うと、少し怖くもなった。
当時は「そろそろ収穫」という漠然としたイメージだけで動いていた。積算温度やその年の気候の違いを考えず、カレンダーだけを基準にしていたのが原因だったと思う。見た目の大きさだけで判断してしまった。
後から考えると、待つ勇気が足りなかった。掘らなければ分からない不安に負けていたんだと思う。あのとき土の中で静かに太っていた芋のことを、今は少し申し訳なく思っている。
さつまいもの記事をまとめて見る
タグ