ホームセンターの桃の棒苗が芽吹かない…生死判定で気づいた勘違い
2026-01-26
二月に買った日川白鳳の棒苗は、高さ五十センチほどで、小枝も短く切り戻されていた。鉢に植え、春を待てば自然に芽吹くと思っていた。四月になっても変化はなく、触ると少し冷たい。温暖地なのにおかしい、と不安が膨らんだ。
毎日眺めては「まだ早いだけかもしれない」と自分に言い聞かせた。周りの木は一斉に動き出し、芽の緑がまぶしい。その中で、棒苗だけが静止しているのが余計に目についた。枯れているかもしれないと思う一方で、確認するのが怖くて手を出せなかった。
意を決して、樹皮をカッターで少し削った。上の方は乾いた色で、下の方にかろうじて緑の層が見えた。生きている部分があるのかもしれない、と期待が生まれたが、それが接ぎ木テープより下なら意味がないと知ったとき、頭が真っ白になった。
当時は「冷たい=生きている」「緑が見えれば安心」と単純に考えていた。実際は、芯の水分や根の状態を見ないと判断できない。棒苗は特に、見た目だけでは分かりにくい。その基本的なことを、身をもって知ることになった。
連休明け、根を確認するつもりで鉢を傾けた。結果を想像するだけで気が重かった。もし最初から覚悟を決めていれば、ここまで引きずらなかったのかもしれない。棒苗は待つだけでは答えをくれない、と今では思っている。
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